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御岳が書簡と一緒に刀に巻いていた手形を懐に入れた尸良と、自分の背丈には不釣合いの刀を両手でしっかりと抱えた練造。彼らが松戸の関をくぐった頃には、日も西の地平に沈もうとしていた。尸良よりもいくつか年の若いであろう番人は、 「今は先に来た者の改めを行っている。しばし待っていろ」 と居丈高に告げたきり、なかなか出てこない。この寒い時期に、水戸なんかにわざわざ出かける馬鹿が自分たち以外にもいるの...